筑波大学
国際統合睡眠医科学研究機構
中島研究室
お知らせ
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2024/11/01
筑波大学産学連携セミナーでの登壇
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2024/10/25
ハロウィンパーティー
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2024/10/23
離島における心理療法の社会実装
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2024/10/21
第15回対話システムシンポジウムで口頭発表を行います
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2024/10/18
サンパウロ大学からの訪問
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2024/10/15
高校生向けの睡眠・AIセミナーの講師を務めました。
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2024/10/15
中高生向けの睡眠・AIセミナーの講師を務めました。
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2024/10/13
Japanese Psychological Researchに論文が掲載されました。
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2024/10/10
妊娠期のコミュニケーションに関する連載記事が掲載されました。
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2024/10/03
中島俊(PI)が翻訳に携わった書籍が10月7日に金剛出版から発刊
研究室概要
心理学とテクノロジーでメンタルヘルスの問題を解決する
私たちの研究室はWPI-IIISという国際的な睡眠研究機関に所属していますが、研究テーマは睡眠に限られません。さまざまな対人支援の基盤となる臨床心理技術の応用基礎研究や患者さんを対象とした臨床研究に取り組んでいます。
具体的には、臨床心理学とテクノロジーの2つのアプローチを用いて、以下のテーマに関する研究を進めています。
- ・デジタル技術を活用した次世代心理療法の開発
- ・自治体や学会との連携による心理療法の社会実装研究
- ・Human-in-the-loop機械学習を用いた心理療法のプロセス研究
- ・ウェアラブルデバイスを活用した診断精度向上の研究
- ・周産期から就学前幼児、児童・思春期における睡眠問題と養育者のメンタルヘルスに関する
研究 - ・医療コミュニケーションに関する研究
2024年10月からは、JST創発的研究支援事業に採択され、自律型AIエージェントによる高精細心理療法の実装を目指したプロジェクトに取り組んでいます。
このプロジェクトは7年かけて、AIセラピストの実現を目指すものです。
詳細は以下のリンクをご覧ください。
研究プロジェクト
-人間拡張技術を活用した
心理療法-
-遠隔心理療法-
-非言語データから心理療法の
解析モデルを確立する-
-看護師さんの
メンタルヘルス支援-
-心理療法中の言葉から
心理療法を評価する-
-精神科を受診する
子どもの支援ニーズ調査-
睡眠研究
-睡眠障害データバンク-
-心理療法を"実装"する-
にアプローチする
-夜型の問題に対する
遠隔心理療法-
認知行動療法を実装する
効果的な介入とは
コミュニケーション
-心理療法のデータバンク-
メンバー
中島 俊
Shun Nakajima筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 主任研究員
博士(医学) ・臨床心理士・公認心理師
准教授https://researchmap.jp/shun.nkjm
【代表者として進めている研究】
・科研費基盤B:人間拡張技術による次世代の心理療法の開発と実装
・JST創発的研究支援事業:自律型AIエージェントによる高精細心理療法の実装
【臨床心理的課題に関する研究】
臨床の中でも特に心理療法における課題について問題意識があり、責任著者として心理療法におけるセラピストの自己開示の倫理的位置づけや心理療法におけるインフォームド・コンセントに関する論文を刊行しました。
また、さまざまなバックグラウンドを持つ方がともに手を取り、社会課題を解決することが臨床心理的支援の発展には欠かせないという思いから、企画者として市民・当事者・各種専門家が共創し,インクルーシブな支援を実現するというシンポジウムを行いました。
【研究をはじめたきっかけ】
コミュニケーションを目に見えるようにする
もともと「相手の表情や声質から感情を読み取る」みたいなものに興味があったのですが、大学で心理学を学んでいた中でそういった曖昧な要素が数値などで目に見えるものになれば、より生活しやすくなる場面や人がいるのではないかと思い、研究してみたいと思い始めたのがきっかけです。
【趣味】
映画鑑賞・カメラ
映画に出てくる人物ももちろんですが、景色や空気感などを味わいながら鑑賞するのが好きです。カメラは、最近だとフィルムカメラにはまっています。枚数が限られている中で画角を試行錯誤しながら撮るのが楽しいです。
【研究をはじめたきっかけ】
学生時代から、医療従事者が直面するメンタルヘルスや睡眠の問題といった課題に強い関心を抱いていました。そうした問題に対して、適切な対策を講じることの重要性を痛感し、将来はこの分野で研究を行い、少しでも社会に貢献したいという思いがあります。近年、アプリケーションやAI技術の目覚ましい発展により、これらを活用した革新的なアプローチが可能になりつつあります。こうした最先端のテクノロジーを駆使することで、医療従事者の方々のメンタルヘルスや睡眠の質の向上に寄与する、効果的な介入方法を見出せるのではないかと考えています。
【趣味】
ギター演奏(アコースティックもエレキもどちらも弾きます)。 また、最近はウイスキーにはまっています。ジガーカップとマドラーで丁寧にハイボールを作るのが好きです。いつかウイスキーの聖地であるスコットランドのアイラ島に行ってみたいです。
【研究をはじめたきっかけ】
患者さんとのかかわりの可視化
臨床実践で出会う患者さんとの関わりを学んでいる時にPIである中島先生の講演を聞いたのがきっかけでした。現在は複雑性の高い状況で「何をどのように伝える」ことが行動変容に繋がるのかエビデンスを持って伝えることを目指しています。
【趣味】
デバイス・散歩
最近はデバイスやアプリで自分の情報を客観的に確かめることにハマっています。たくさんデバイスがある中で、それぞれに特徴があって興味深いです。休日は街を歩いたり、自転車で巡ったりしています。
菅原 由美子
Yumiko Sugawara客員研究員
香本 円香
Madoka Koumoto客員研究員
研究に関する情報公開
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資料
各資料はこちら
その他
研究員・学生・研究メンティ・研究生等の受け入れ
【学生の受け入れ】
2024年4月より筑波大学大学院人間総合科学学術院心理学学位プログラム(https://www.human.tsukuba.ac.jp/psychology/)にて、博士前期(修士)・博士後期の学生の受け入れを行っています。DCやPD等の受け入れも可能です。
また中島研が所属するIIISでは、心理学学位プログラム以外にも機関長の柳沢さんがプログラムコーディネーターを務める世界最高水準の教育力・研究力を結集した5年一貫の博士課程学位プログラム”卓越大学院プログラム(https://www.jsps.go.jp/j-takuetsu-pro/)もあります。
中島研が所属するWPI-IIISは世界から目に見える研究拠点を目指す世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)の一つであり、日本を国際的な頭脳循環の一極に位置づけるための活動であるWPIアカデミー”に採択されています。
WPI-IIISに所属する修士・博士の学生はWPIアカデミーの金銭的支援(リサーチアシスタント)の対象となり、すべての学生ではなりませんが、申請して採択された方は研究室の研究に携わりながら修士の学生は金銭的サポートを受けることもができます(DC等の公的資金受給者は対象外)。
また2024年10月からは中島がJST創発的研究支援事業に採択され、その研究プロジェクトのリサーチアシスタントとして博士前期(修士)・博士後期の学生に金銭的サポートを行うことも可能です。
それ以外の獲得した競争的資金を財源としたリサーチアシスタントや研究補助員も募集していますので、進学にあたり金銭的に不安を感じている方は遠慮なくご相談下さい。
【メンティー・研究員の受け入れ】
中島研メンバーが専門とする研究領域について、中島研メンバーがメンターとして研究の指導を行うことも可能です。これから研究を行いたいと考えているけど研究のノウハウに不安を感じている方などおりましたらご相談下さい。
研究領域に限らず、メンターとして競争的資金獲得のサポートも行っています。どちらも共同研究等が前提になります。無給で研究に携わりながら研究を学ぶ研究生等も受け入れ可能です。
アクセス
筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構
〒305-0821茨城県つくば市春日1-2 高細精医療イノベーション棟502
TEL:029-859-1858
メールアドレス:cbt-bsm(at)behavior-science.jp ((at)を@に変えてください)