2024/10/03

中島俊(PI)が翻訳に携わった書籍が10月7日に金剛出版から発刊

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中島俊(PI)が翻訳に携わった書籍が10月7日に金剛出版から発刊されます。

アリソン・G・ハーベイ,ダニエル・J・バイシー(著) 堀越勝,羽澄恵(監訳) 綾部直子,成澤元,降籏隆二,中島俊(訳)不眠および睡眠関連問題に対する介入マニュアル: 診断横断的睡眠リズム療法(Trans-C)の実践,金剛出版,2024
ISBN:9784772420662


睡眠は私たちの健康にとって欠かせないものであり、その質は日々の生活に大きな影響を与える。しかし、現代社会では多くの人々が何らかの形で睡眠の問題を抱えており、その原因や影響は多岐にわたることがわかっている。本書では、これらの不眠および睡眠関連問題に対して疾患横断的なアプローチであるTranS-C(診断横断的睡眠リズム療法)を提唱し、包括的かつ実践的な解決策を提供する。
これまで、不眠症に対する認知行動療法は「不眠症」という特定の症状に焦点を当てた治療法として広く活用されてきたが、他の疾患が合併している場合や、不眠症以外の睡眠障害に対しては限界があり、それに代わるアプローチとしてTranS-Cが開発されることになった。TranS-CとはTransdiagnostic Sleep and Circadian Interventionの略で、診断横断的(Tran)なアプローチと健康な睡眠(S)、体内時計・概日リズム(C)を組み合わせた名称である。
TranS-Cでは、特定の疾患や症状に縛られず、共通する根本的な要因にアプローチすることで、より広範かつ効果的な解決策が提供できることを強みとしている。「睡眠」に悩みをかかえている人は、このアプローチを実践することで日々の生活の質向上につながるだろう。


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2024/10/01

中島俊(PI)、大井瞳(客員研究員)、新川瑶子(客員研究員)が責任著者の心理療法家の自己開示に関する論文が心理学評論に採択

中島俊(PI)、大井瞳(客員研究員)、新川瑶子(客員研究員)が責任著者の心理療法家の自己開示に関する論文が心理学評論に採択

中島俊(PI)、大井瞳(客員研究員)、新川瑶子(客員研究員)が責任著者の心理療法家の自己開示に関する論文が心理学評論に採択されました。


菊地創ほか(2024)心理療法におけるセラピストの自己開示の倫理的位置づけと今後の展望:ナラティブレビュー,心理学評論,67(2),178-190.

2024/09/17

国際シンポジウム(Regulatory Mechanisms of Sleep and its Impairments)にて中島俊(PI)が登壇しました。

国際シンポジウム(Regulatory Mechanisms of Sleep and its Impairments)にて中島俊(PI)が登壇しました。

サンパウロ大学で行われたThe Heart Institute of Medical School, São Paulo University (Instituto do Coração - InCor HCFMUSP)と日本学術振興会(JSPS)合同の国際シンポジウム(Regulatory Mechanisms of Sleep and its Impairments)にて中島俊(PI)が登壇しました。

中島の演題はTowards the implementation of evidence-based psychotherapy for insomniaという内容で、ブラジルの研究者とともに心理療法の実装について討議いたしました。

2024/09/10

中島俊(PI)がかかわった研究がJournal of Affective Disordersに掲載されました。

中島俊(PI)がかかわった研究がJournal of Affective Disordersに掲載されました。

中島俊(PI)がかかわった不眠治療(CBT-I)の抗うつ効果を明らかにした研究がJournal of Affective Disorders(IF=4.9)に掲載されました。


【研究概要】
不眠症の認知行動療法はが抑うつ症状を改善することは以前から知られていました。本研究では、うつ病と不眠症を抱える患者に対して、CBT-Iはオッズ比2.2倍の抑うつ治療反応を示すことが明らかになりました。対照群の反応率が17%の場合、CBT-Iは32%となります。CBT-Iは元来のうつ病の認知行動療法より簡易であるため、不眠を訴えるうつ病の患者に対して臨床活用が望まれます。


Furukawa, Y., Nagaoka, D., Sato, S., Toyomoto, R., Takashina, H.N., Kobayashi, K., Sakata, M., Nakajima, S., Ito, M., Yamamoto, R., Hara, S., Sakakibara, E., Perlis, M., & Kasai, K. (In press) Cognitive behavioral therapy for insomnia to treat major depressive disorder with comorbid insomnia: A systematic review and meta-analysis. Journal of Affective Disorders.

https://doi.org/10.1016/j.jad.2024.09.017

2024/09/04

日本認知・行動療法学会にて臨床家のコミュニケーション能力向上のための対面ワークショップの講師を勤めます

日本認知・行動療法学会にて臨床家のコミュニケーション能力向上のための対面ワークショップの講師を勤めます

中島俊(PI)・前田詞緒(研究員)・野間紘久(博士後期課程(日本学術振興会 DC1))・新川瑶子(客員研究員)が、横浜で9月22~24日に開催される日本認知・行動療法学会にて、臨床家のコミュニケーション能力向上のための対面ワークショップの講師を務めます。

https://cs-oto3.com/jabct2024/workshop.html