2025/07/10
中島俊(PI)がPROtoの生配信イベントで講師を務めます

中島俊(PI)がPROtoの生配信イベントで講師を務めます。
【PROto】生配信イベントが明日開催されます!
●テーマ “なぜこの関わり?”を科学する:エビデンスと文脈から読み解く医療コミュニケーション
●開催日時
7月11日(金)20:00~21:30
<概要>
医療の質は、知識や技術だけでなく、「患者さんとどう関わるか」によっても大きく左右されます。声かけやリアクションといった日々の“コミュニケーションのくせ”に気づくことが、信頼関係の第一歩です。 本セミナーでは、『医学界新聞』連載「こころが動く医療コミュニケーション」の著者・中島 俊先生(臨床・公認心理師)を講師に迎え、実際の場面をもとに明日から使える関わり方の工夫を、エビデンスとともに紹介します。 患者さんやご家族との対話はもちろん、多職種間の連携や同僚との意思疎通に悩む医療従事者にとって、ストレスやすれ違いを減らすヒントが得られる機会といたします。
●講師
筑波大学高等研究院(TIAR)
国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)
特任准教授
中島 俊 先生
●企画・進行
日本急性期ケア協会 看護師
荻上 竜也
【PROto】生配信イベントが明日開催されます!
●テーマ “なぜこの関わり?”を科学する:エビデンスと文脈から読み解く医療コミュニケーション
●開催日時
7月11日(金)20:00~21:30
<概要>
医療の質は、知識や技術だけでなく、「患者さんとどう関わるか」によっても大きく左右されます。声かけやリアクションといった日々の“コミュニケーションのくせ”に気づくことが、信頼関係の第一歩です。 本セミナーでは、『医学界新聞』連載「こころが動く医療コミュニケーション」の著者・中島 俊先生(臨床・公認心理師)を講師に迎え、実際の場面をもとに明日から使える関わり方の工夫を、エビデンスとともに紹介します。 患者さんやご家族との対話はもちろん、多職種間の連携や同僚との意思疎通に悩む医療従事者にとって、ストレスやすれ違いを減らすヒントが得られる機会といたします。
●講師
筑波大学高等研究院(TIAR)
国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)
特任准教授
中島 俊 先生
●企画・進行
日本急性期ケア協会 看護師
荻上 竜也
2025/07/07
中島俊(PI)が共著者の国際共同研究論文がInternational Journal of Cognitive Behavioral Therapyに採択されました。

中島俊(PI)が共著者の国際共同研究論文がInternational Journal of Cognitive Behavioral Therapyに採択されました。
【研究概要】
近年、抑うつや不安などを抱える若年成人において、ストレス対処能力や感情調整の特性が精神的健康と密接に関連していることが指摘されています。中でも、不安感受性(Anxiety Sensitivity: AS)や苦痛耐性(Distress Tolerance: DT)は、不適応的なストレス反応や回避行動と関連し、うつ病や不安障害のリスク要因となりうる重要な心理的構成概念です。本研究では、日本の臨床集団および非臨床集団において、これらの心理特性を測定する尺度であるASI-3およびDTSが、文化的背景や症状レベルの違いを超えて一貫した構造的特性(測定不変性)を有するかどうかを検証することを目的としています。2,600名以上の成人を対象としたウェブ調査データに基づき、多群共分散構造分析(CFA)を用いて分析した結果、両尺度ともに構成概念の妥当性および因子負荷の等価性が確認され、一部項目を除いて平均値の比較可能性も支持されました。これにより、ASI-3およびDTSは日本においても臨床研究・実践の双方において信頼性の高いツールであることが示されました。
【論文情報】
DiPietro, C.P., Nakajima, S., Oe, Y. et al. Measurement Invariance of the Anxiety Sensitivity Index-3 and Distress Tolerance Scale Across Japanese Clinical Populations. Int. J. Cogn. Behav. Ther. (2025). https://doi.org/10.1007/s41811-025-00259-y
>>> 論文はこちらから(https://link.springer.com/article/10.1007/s41811-025-00259-y)
【研究概要】
近年、抑うつや不安などを抱える若年成人において、ストレス対処能力や感情調整の特性が精神的健康と密接に関連していることが指摘されています。中でも、不安感受性(Anxiety Sensitivity: AS)や苦痛耐性(Distress Tolerance: DT)は、不適応的なストレス反応や回避行動と関連し、うつ病や不安障害のリスク要因となりうる重要な心理的構成概念です。本研究では、日本の臨床集団および非臨床集団において、これらの心理特性を測定する尺度であるASI-3およびDTSが、文化的背景や症状レベルの違いを超えて一貫した構造的特性(測定不変性)を有するかどうかを検証することを目的としています。2,600名以上の成人を対象としたウェブ調査データに基づき、多群共分散構造分析(CFA)を用いて分析した結果、両尺度ともに構成概念の妥当性および因子負荷の等価性が確認され、一部項目を除いて平均値の比較可能性も支持されました。これにより、ASI-3およびDTSは日本においても臨床研究・実践の双方において信頼性の高いツールであることが示されました。
【論文情報】
DiPietro, C.P., Nakajima, S., Oe, Y. et al. Measurement Invariance of the Anxiety Sensitivity Index-3 and Distress Tolerance Scale Across Japanese Clinical Populations. Int. J. Cogn. Behav. Ther. (2025). https://doi.org/10.1007/s41811-025-00259-y